仕事にストレスはつきもの?
僕が仕事で感じるストレスは人間関係なんだけどね。
まぁ営業職じゃないから、ノルマが売上げが・・・ってストレスが無いだけまだマシ。
でも会社にいる以上、同じ職場の人間との絡みは避けられない。
人それぞれ育ってきた環境が違うし、当然「価値観」も違う。
僕は両親が教員だったこともあって、礼儀に厳しく育てられた。
- 挨拶は自分からしなさい。
- 初対面の人には必ず敬意を持って接しなさい。
- 自分の話を聞いて欲しいなら、まず相手の話を聞きなさい
- 自分のためにしてくれたことには必ず感謝を伝えなさい。
- 気付かないよりも、気付いていてやらない方がもっと悪い。
ほんの一部だけど、こんな感じの精神を教えられてきた。
これらの教えの原点にあるのは「相手を尊重する」ことと僕は解釈してる。
そんな風に育ったせいか、これが出来ない人間がとてもイヤで、それが自分にじゃなくても見かけただけですごく不愉快になるんだよね。
具体的な例を挙げると、
- 初対面でいきなりタメ口をきいてくるやつ
- 社員同士の挨拶は一切しないくせに、上司への挨拶はしっかりするやつ
- 相手の話しにかぶせて、自分の意見ばかりを述べるやつ
- 他人の大変さを知らずに、自分の大変さをアピールするやつ
- 電話を取り次いでくれた人へ礼も言わずに出るやつ
- トイレットペーパーが尽きても取り替えないやつ
そんなちっさい事どうでもいいじゃんって思うかもしれない。
でも僕はこういう些細な部分にこそ、その人の人間性が出ると思うんだ。
ストレスを軽くするために
学生のうちはそんな人間と付き合わなければそれで済んだけど、社会ではそうもいかん。
社会に出たばかりの頃はこのストレスにずいぶん悩んだ。
相手が許せなくてぶつかったこともあった。
(こんなんでコイツはよく今日まで生きてこれたな。)
(コイツは自分が同じ事されても不愉快じゃないのか?)
(今まで誰にも指摘されたり正されたりしなかったのか?)
(もしかして不愉快に思ってるのは僕だけなのか?)
僕は自分の価値観を他人に強要してるのか?
そんな葛藤から、僕はある結論を導き出す。
相手を変えるんじゃなくて、自分の考え方を変えよう!!
そしてその考え方とは、
相手への憤りを哀れみの感情に置き換える。
そんなこともできないのか
そんなことすら教わることができなかったのか
この意識転換で心がだいぶ楽になったんだ。
不愉快じゃなくなったわけじゃないけど、寛大な心で許せるようになった。
これが根本的な解決策じゃないことは分かってるよ。
でも相手とぶつからずに自分のストレスを軽くすることは、生きてく上で大事な自己防衛だと思うんだ。
さいごに
どんな人であろうと自分とは異なる存在。
受け入れる必要はないけど、尊重もしなければならない。
そんな相手を内心で侮辱して扱うのは、親の教えに反するんじゃ?
今でもそんな心の葛藤はある。
でもきれいごとだけでは生きていくのは難しい。
この葛藤はこれからもずっとあるんだろうな。