先日、NHKの「北アルプスドローン大縦走~天を突く白き槍ヶ岳~」という番組を見て、ドローンが撮影したその絶景にとても感動しました。
こうして私はドローンのことを全く知らないくせに、一時の感情だけでドローンに手を出すのであった。
無知のままドローンに手を出すのは危険
ドローンについて簡単に調べてみると、「航空法」とか「国土交通省への飛行申請」とか、難しそうな単語が目につきます。
しかしそれは機体の重さが200g未満の「トイドローン」なら特に気にする必要はなさそう。
200g未満のドローンは、模型航空機に分類され、無人航空機の飛行に関するルールは適用されず、空港周辺や一定の高度以上の飛行について国土交通大臣の許可等を必要とする規定(第99条の2)のみが適用されます。引用:AUTOBACS「ドローン基礎知識」
早速トイドローンとして人気のこの2機種に目を付けます。
どうせ買うなら良いものをということで、「Mavic Mini」を購入すべくワイフに購入許可をもらいます。
するとワイフは何やら調べだし、やれやれといった表情で戻ってきた。
確かにそうですね。
私もいい大人なんだし、最低限の知識とマナーくらい勉強してからやるべきですよね。
ドローン無料体験会に参加する
早速「DSJ東京目黒校のドローン無料体験会」を予約します。
少しでも早く受講したいので、ダメもとで申込日の翌週末を希望日に指定してみると、翌日にすぐ返信メールがきて無事希望日で予約が完了しました。
ということで、やってきましたドローンスクール「DSJ東京目黒校」の船堀飛行場。
都営新宿線の船堀駅から徒歩9分ですが、私は家からさほど遠くなかったのでマイカーにて来校。
建物前に数台停められるスペースがありましたが、無料体験ということであえて遠慮し、近くの有料パーキング(30分200円・1日最大1000円)に駐車します。
ドローンスクールというからには広々とした場所にあるのかと思いきや、その場所は個人宅や町工場が所狭しと立ち並ぶ住宅街。
(参考:Googleマップストリートビュー)
この建物も元は町工場として使っていたものを再利用しているとのこと。
ただしドローンを飛ばすだけあって、建物の中はそれなりに広く天井も高い。
無料体験 ~座学編~
受付を済ませて2階の座学部屋で待つこと数分、優しそうな男性インストラクターがやってきました。
お互いに簡単な自己紹介をして、早速「座学」の開始です。
- ドローン市場が右肩上がりなこと
- ドローンの活用分野がどんどん拡大していること
- ドローン飛行に関する規制について
- ドローンに関わる事故事例について
前半約30分を使って、資料をもとにこれらの説明を丁寧に受けます。
資料が簡潔に分かりやすく纏まっていて、都度質問にも答えて下さるので、すんなり理解することができます。
(以下は説明資料のほんの一部)
座学の最後に、DSJ東京目黒校が他のドローンスクールとは異なる(優れている)部分の説明を受けます。
以下はその違いをまとめたものです。
DPA認定校 (DSJ中目黒校はここに所属) | JUIDA認定校 | |
---|---|---|
スクール数 | 約30校 | 約200校 |
料金 | 12万円~32万円 (コース/料金はDPAで統一) ・フライトコース:12万円 ・ビジネスコース:20万円 | 16万円~50万円 (コース内容/料金はスクールによって様々だが全体的にお高め) |
特徴 | 実技メイン | 座学メイン |
講習日数 | 4日間 (フライトコース:2日) (ビジネスコース:2日) | 4日間~5日間 |
(実技時間) | 15時間~18時間 | DPAより圧倒的に少ない (1時間以下の場合あり) |
(座学時間) | 3時間+2時間(自宅でeラーニング) | DPAより圧倒的に多い |
1インストラクター当たりの担当生徒 | 2人(DSJ中目黒校の場合) | 7~8人 |
DSJ東京目黒校は、座学よりも実際にドローンに触れて操縦することに重点を置いています。
これはつまり、他のドローンスクールよりも実戦向きということになります。
無料体験 ~実技編~
後半30分は専用練習場でドローン操縦体験を行います。
その前に超高精度のシミュレーターを使って、バーチャルの世界で練習させてもらえるようです。
ここでリモコン(プロポ)の操作方法を教わりながら、シミュレーター上でドローンを離陸&前後左右に移動してみます。
左スティックの上下(前後移動)と、右スティックの上下(上昇降下)がたまに混乱することはあるけど、ゲーム感覚で操作できて、思っていたほど難しくはない感じ。
シミュレーターを5分ほど触ったところで、いよいよ実機に案内されます。
実機はDJI社製のF450。
DSJ東京中目黒校では、ドローンに搭載されたGPSをあえてOFFにしたATTIモードでの練習をするそうです。
その方が練習難易度が格段に上がるらしいのですが、さすがはDSJ東京中目黒校、初心者だからといって容赦ないです。
でも実は私、人生でラジコンすら触ったことがないんですよ。しかもドローンって結構お高いんでしょう?
万が一豪快に操作を誤って、ドローン墜落させてぶっ壊して弁償とかさせられたらどうしよう。
(まさか、無料体験といいながら「弁償」という別の名目でしっかりお金を回収するおつもりですか?)
なんて私の不安を横目に、インストラクターは別のリモコンを持って私の横に立っています。
どうやら私が操作するドローンをインストラクターのリモコンからも操作できるらしく、危なくなったら操縦を変わってくれるようです。
これは私がいかにも何かしでかしそうなポンコツだからというわけでなく、完全マンツーマン指導がモットーのDSJ東京中目黒校だからこそできる指導方法なのです。
ではいよいよ実機を操作してみましょう。まずは離陸して軽く上昇するところから。
人生初フライト、逝ってきます!
(自分の意志とは裏腹に、なぜか斜めに移動していくの図)
これは「インストラクターが操作するからリモコンから手を放せ」という意味です。
気を取り直して・・・今度こそ・・・
実機ドローン、究極に難しいではないですか!
いやこれはもしかして私が不器用なのでしょうか?
どうしても前後移動と上下移動がごっちゃになってしまう。
更にドローンのブレーキまでかけるとなるとこれがまた至難の業。
ドローンのGPSがONになっていれば、移動中でもスティックから指を離せばそこで止まるらしいけど、ここDSJ東京中目黒校ではATTIモード(GPS無効)なので、指を離してもそのまま惰性で移動を続けてしまう。
それを止めるために逆にスティックを入れるんだが、強く入れると逆に移動するし、弱いと惰性が止まらない。
こんな感じであたふたしながら指示されたミッションを一通りおこなって(こなしてはいない)、最後は指定された場所に(インストラクター協力のもと)着陸して終了。
ドローン無料体験会を終えて
無料体験会を終えての率直な感想は、意外にも「ドローンってすごく面白い!」でした。
ドローンはネットで誰でも簡単に購入できるので、操作もすごく簡単なのかと思ってた。
でも今回操作してみて、「ドローン操作には高い技術が必要」ということが分かったし、その操作を極めるには相当の努力と鍛錬が必要そう。
軽い気持ちでやろうとしたドローンだけど、こうして無料体験できたことで、私の中のドローンへの向き合い方が変わった気がします。
テレビで憧れた空撮云々の前に、まずはドローンを思い通りに飛ばしてみたい!
そのためにもまずはマイドローンが欲しい。ということで、やはりワイフにはドローンをおねだりするとしましょう。
さいごに
ワイフに半ば脅されて行くことになったドローン無料体験だったけど、本当に行ってよかったです。
そして優しく丁寧に接してくれたインストラクターの方へは、本当に感謝しかありません。
スクールでしか学べないノウハウにも興味はあるけど、まず今はワイフにこのドローンをおねだりして、とことんいじり倒してみたい。
そしていつか人様に披露できるような腕になったなら、ドローンでちょっとした副業ができたらいいな。
そんな世界に足を踏み入れるのなら、DSJ東京中目黒校で習得できる「ドローン操縦士・回転翼3級」あたりの資格は、他のパイロットと差別化するための大きな武器になるのではないでしょうか。
ということで「DSJ東京中目黒校」の皆様。
無料体験であるにも関わらず、多くの知識と技術を教えて頂き、本当にありがとうございました!
そして私と同じようなフワッとした気持ちでドローンに興味がある人がいたのなら、まずはぜひDSJ東京中目黒校の無料体験会に参加してみて下さい。
自分で調べるのとドローンのプロから話を聞けるのとでは、