ヴェゼルRS、やっぱり買ってよかった!
そんな僕のヴェゼルRSは、購入した最初の1か月だけで1000Kmも走ってしまった。
ヴェゼルRSの燃費は、他メーカーを含めたSUV(ガソリン車)の中でもトップクラス(20.2km/L)なので、ガソリン代もそんなに気にならない。
とはいえ、数円でも安く入れたいよね、ガソリン。
というわけで今回は、僕がいかにしてせこく賢くガソリンをお得に入れているかを紹介しようと思う。
時代はエネオス一強
最近のガソリンスタンド事業もだいぶ変わってきた。
エッソ・モービル・ゼネラルがENEOSブランドに統一され、もはや全国でもエネオスがガソリンスタンドのほぼ半数を占めることになった。
もはやガソリンスタンドは「エネオス一強の時代」といっても過言ではない。
これまでのENEOSはもちろん、2019年7月までにはエッソ・モービル・ゼネラルもENEOSに。
さらには、エッソ・モービル・ゼネラルが展開してきたセルフSS「エクスプレス(Express)」は「エネジェット(EneJet)」に。
ガソリンスタンドで支払いに使える電子マネー(nanaco・楽天Edy・交通系Suicaなど)も増えてきた。
エッソ・モービル・ゼネラルでお得で便利だった非接触型の決済ツール「スピードパス」は、EneKey→エネオスアプリへと進化を遂げた。
もちろん今までENEOSでお得だった「エネオスカード」は、今後もっと便利になっていくわけで。
つまり、エネオスでどれだけお得に給油できるかが今後のガソリン代節約の分かれ道になるだろう。
だからといってエネオス以外のガソリンスタンドも無視できない。
エネオスでも会員価格を設定していなかったり、現金の方が安い店舗もあるし、エネジェットでは未だにスピードパスが優遇されている。
地域や場所によってはエネオスがない場合もあるし、エネオス以外での給油を余儀なくされる状況がないとも言い切れない。
エネオスに執着するあまり、エネオス探して2kmも3kmもガソリン使って走りまわるなんてしたくない。
だからベストなのは、全国のガソリンスタンドの半数を占めるエネオスに重点を置きつつも、その他のガソリンスタンドでもお得に給油できるようにすること。
そのための方法を詳しく説明していこう。
この時代に必須な給油のための3大アイテム
先に結論を言うと、今の時代をお得に生き抜くために必要なものはこの3つ。
- ENEOSカードS(キャッシュバック+ポイント還元)
- 楽天カード
- スピードパス(2019年7月以降はEneKey)
それぞれのガソリンスタンドに特化したカードを持っておくのも手だけど、そう何枚もクレジットカードは作りたくないし、カード独自のポイントとかあったりして以外とややこしかったりする。
だからシンプルに金額から直接割引きしてくれる、もしくはガソリンだけじゃなく他の支払いにも使える形で還元してくれるのが一番うれしい。
そしてもちろん可能な限りお得にしたい。
そう考えると僕はこの3つがベストだということに落ち着いた。
つまりENEOSの看板は「JXTGエネルギーが扱うENEOSというブランドのガソリンを販売しているGS」という意味であり、JXTGエネルギーが運営しているGSでもないし、エネオスカードが使えるGSという目印でもない。
エネオスのガソリンを販売しているからエネオスカードも使える、というのは別の話で、店頭会員価格もなければエネオスカードで支払ってもキャッシュバック対象にならない場合もある。すべての裁量はそのGSを運営している会社次第なのである。
ENEOSカード S(キャッシュバック+ポイント還元)
カード名 | ENEOSカード S |
タイプ | キャッシュバックとポイント還元 |
年会費 | 1350円(税込)※初年度無料 ※ただし、年1回以上のカード利用で次年度無料。 |
内容 | ■ガソリン・軽油はいつでも2円/L引き ■灯油はいつでも1円/L引き ■ENEOSでのカーメンテ商品(ガソリン・軽油・灯油以外)は1000円ごとに20ポイント(2%還元) ■ENEOS以外は1000円ごとに6ポイント(0.6%還元) ■便利なENEOSロードサービス付き |
注意点 | ポイントは、ENEOS、ENEOS以外でそれそれ月間利用合計に対して算出され、1000円未満の端数は切り捨て。ポイントは2年間有効。 |
エネオス一強のこの時代、絶対に持っておきたいカードのひとつ。
エネオスカードには「C・P・S」の3種類があって、使い方次第ではお得どころか大損になってしまうので要注意。
別の記事で検証した結果、Sカードさえ選んでおけば損することはないので、僕はSカードをオススメする。
エネオスカードと一緒にETCカードも無料で作れるのも嬉しい。
エネオスでは店頭会員価格を設定している店舗も多く、まず店頭での価格から数円(だいたい1円~3円)安くなる。
さらにエネオスカードで支払うことで、カード引き落とし時に2円/Lでキャッシュバックを受けられる。
この2重取りができれば、実質リッターあたり3円~5円安くなる仕組みなのだ。
店頭会員価格がなくてもエネオスカードの支払いで最低2円/Lはキャッシュバックされるので、エネオスで給油するならエネオスカードを持っておけばとりあえずお得にはなる。
だからといってエネオスなら「エネオスカード」が最強かと思いきや、実はそうとも言い切れない。
使い方によっては楽天カードの方がお得になる場合もあるので、それは次で説明します。
楽天カード
カード名 | 楽天カード |
タイプ | ポイント還元 |
年会費 | 無料 |
内容 | ■ENEOSでの給油 ・楽天カードでお支払いで100円につき2ポイント付与 ■ENEOS以外(出光/キグナス/SOLATO/コスモ)での給油 ・楽天ポイントカードの提示でポイント付与(店舗ごとに付与ルールが異なる) |
エネオスカードはエネオス以外のガソリンスタンドではほぼ無力と化す。
でも楽天カードなら、エネオスだけでなく他のガソリンスタンドにも対応できてしまうのだ。
GS | 特典 | 条件 |
---|---|---|
ENEOS | ・100円につき2ポイント | 楽天カードで支払い |
出光 | ・2リットルにつき1ポイント | カード提示・楽天カード支払い可 |
キグナス | ・1リットルにつき1ポイント ・カーケア商品100円(税抜)につき1ポイント | カード提示・楽天カード支払い可 |
SOLATO | ・1リットルにつき1ポイント ・油外商品100円(税抜)につき1ポイント | カード提示・楽天カード支払い可 |
コスモ | ・1リットルにつき1ポイント | カード提示&現金のみ |
しかも楽天カードは、エネオスでもエネオスカードと同等、場合によってはエネオスカードよりもお得に給油できる。
「じゃあエネオスカードじゃなくて楽天カードだけでいいじゃん」
そうは言っても店頭会員価格を設定されている場合はやっぱりエネオスカードの方が断然強い。
だから楽天カードがエネオスカードを上回る条件は、エネオスカードでの店頭会員価格が設定されていない場合のみ。
ではなぜその場合に楽天カードが上回るかというと、ENEOSカードSは「2円/L引き」なのに対して、楽天カードは「100円で2ポイント」だから。
もしリッター100円なら、エネオスカード(2円/L引き)と楽天カード(100円で2ポイント)は互角。
だがしかし、リッター100円を1円でも超えてきた場合、こうして楽天カードがお得になるというわけだ。
ちなみに楽天カードの「100円で2ポイント」の付与方法は、楽天カード利用ポイントとして1ポイント(月1回の支払い時に付与)、ポイント加盟店サービスとして1ポイント(使用月の翌月もしくは翌々月)で、付与のタイミングが異なるので注意。
意外と知られていない「Rakutenポイント加盟店サービス」の入り口はコチラ。
ポイント加盟店サービスとしてポイント付与されているか心配な人はここで確認してみてね。
スピードパス&トクタスメール
媒体名 | スピードパス |
タイプ | 店頭値引き&簡単支払い |
年会費 | 無料 |
内容 | ■エネジェット(EneJet)での給油時、店頭価格から1円~/L値引き ■事前に登録してあるクレジットカードで支払い ■盗難補償付き ■クルマや家の鍵と一緒に付けられるキーホルダー型 |
エネオスの中でも、エネジェット(EneJet)では今もスピードパスが優遇されている。
スピードパスには事前にクレジットカードが紐付けされているので、これを機械にタッチするだけで簡単に給油が開始できる。
店舗によって割引額は違うけど、最低でも1円/L~で店頭価格から値引きされる。
こんな風に車のカギと一緒に持ち運べるので、財布を出したりクレジットカードを探したりする手間もなく、簡単にスタイリッシュに給油できるのが魅力。
しかもこのスピードパスに紐付けするクレジットカードは、なんと先に挙げた「ENEOSカードS」や「楽天カード」でもOK。
つまり、スピードパスでの店頭値引き&クレジットカードでのキャッシュバックorポイント還元の二重取りが可能ということだ。
ただしここで注意したいのが、紐付けるクレジットカードをどちらにするか。
楽天カードなら「100円で2ポイント」、ENEOSカードSなら「2円/L引き」。
僕が思うに、先ほどの画像にもあるようにリッター100円を超えている今、スピードパスに紐付けるべきは楽天カードだろう。
さらにスピードパスには「トクタスメール」というスピードパス限定のメールサービスがあって、ここによく利用する店舗を1つだけ登録することができる。
これらのトクタスメール限定割引を使用する場合もこれといった操作はなく、ただスピードパスをタッチするだけで自動で適用されるから楽チン。
ただし適用可能な中で一番お得な割引が自動で適用されるため、今はまだ使いたくない場合でも勝手に使われてしまうので注意ね。
3種の神器を使い分ける
これまでの内容を考慮して、3種の神器を効率よく使い分けるにはどうするべきか?
そのロジックを簡単にまとめるとこうなる。
給油の際、「金額指定・リットル指定」を使い分ける理由は、端数すら損したくないから。
例えば、楽天カードでリットル指定で給油すると、その時のリットル単価によってこんな風に10円以下の端数が出てしまう。
この場合、端数の84円分がドブに捨てられました。
これは悪い例を載せたいがためにあえてリットル指定で泣く泣く給油したもので、この損失は今だに悔やんでいます。
しかしこれを1000円単位の金額指定で給油するとこうなる。
リットル単価に左右されることなく、余すことなくポイント還元できました。
これはエネオスカードSでも同じようなことが起きる。
エネオスカードSは「2円/L引き」なので、こちらの場合は金額指定で給油してしまうとリットルに満たない端数も給油され、その分はドブに捨てることになる。
最後にベストな立ち回りをまとめます。
- エネオスで店頭会員価格がある場合
★エネオスカードでお支払い(店頭会員価格+キャッシュバック)
ただしリットル指定で給油すること! - エネオスで店頭会員価格がない場合
★楽天カードでお支払い(ポイント還元)
ただし金額指定で給油すること! - エネジェットでスピードパスが使える場合
★楽天カードを紐付けたスピードパスでお支払い(店頭会員価格+ポイント還元)
ただし金額指定で給油すること! - エネジェットでスピードパスが使えない場合(ごく一部)
★楽天カードでお支払い(ポイント還元)
ただし金額指定で給油すること! - 出光/キグナス/SOLATO/コスモの場合
★楽天カードを提示(ポイント還元)、かつ現金または楽天カードでお支払い
ただしリットル指定で給油すること!
さいごに
どうだったかな?きっと僕の小物感が十分に伝わってしまったことだろう。
でもどうせ払うお金があって、そんなに手間もかからず安くできるなら、僕は1円でも得したい!
毎月の給油量が多い人ならそこで得できる金額もバカにならないし、たとえ少ない人でもきちんと対策すれば毎月1000円以上も節約できる。
失うべきお金から、使えるお金を生み出す。嗚呼、なんて素晴らしいことでしょう。
そんなお金で飲むコンビニのカフェオレはまさに至高の味なり。
皆さんもぜひ、ガソリン代を安くするための3種の神器「ENEOSカード・楽天カード・スピードパス」を持っておきましょう。
スピードパスのお申込みはエネジェット(EneJet)店頭にて