若い頃、僕は中年太りなんて絶対にしないと思ってた。
いくら食べても全く太らなかったしね。
社会人に成りたての頃、50歳くらいの太った先輩に、
「歳取ったらイヤでも太るから。アバ君も細いのは今のうちだけだよ。」って言われて、
「何言ってんだこのデブ、ひがんでんじゃねーぞ」って思ってたけど、今なら分かるよ。
コレ(自分のお腹)のことな。
食事のあり方を考える
人が太る原因のほとんどはこの2つに当てはまるだろう。
- 生活習慣の乱れ
- 体が燃焼するカロリーに見合わない食事量
食べたいものを好きなだけ食べる、不規則で栄養バランスの悪い食事。
燃料(摂取カロリー)は多く蓄えてるのに、肝心のそれを消費する場面がない。(運動不足)
仕事が・・・時間が・・・とかいろいろ言い訳しても、結局はそれをどうにもできない自分が悪い。
今回はその「食事」について考えてみよう。
食事は一般的に朝昼晩の1日3回摂るわけで、みんなはその比率について考えたことある?
所説あるけど、僕はいつかのテレビでやってた「朝3・昼2・夜1」の比率を信じている。
朝は一日の始まりでこれからたくさん動くわけだから、カロリーも食べる量も一番多く摂るべき。
昼は1日の折り返し地点で午後もまだまだ動くので、朝食と同様にしっかり食べるべきだろう。(理想は朝食よりは少な目)
問題は夜。
1日の労働も終わり、あとは帰って体を休めるだけなのに、まるで鬱憤を晴らすかのように飲んで食べまくる。
その時の体はきっとこう考えているだろう。
夜に食事をたくさん摂るデメリットは他にもある。
胃や腸の消化器官が大忙し。
なにも一日動いて疲れたのは自分だけじゃなくて、内臓たちもすごく疲れてる。
君は夜にたくさん食べてスカッとするかもしれないけど、内臓たちの仕事はまだまだ続く。
朝起きて胃が気持ち悪くて食欲ないときあるでしょ?
あれは前日の夜に胃が働きすぎて疲れてるのも原因のひとつなんだからね。
削るダイエットは成功しない
ダイエットに失敗する人に共通してるのが「物足りなさ」だと思う。
食事を抜く。腹半分で我慢する。スムージーみたいなドリンクで済ます。
満足する量を食べないから不満が残る。ストレスが溜まる。
その方法で少しでも痩せようもんなら、我慢した自分にご褒美とかいって制限開放&リバウンド。
それじゃあダメなんだよ。そんなやり方じゃあ体どころか心まで痩せちまう。
美味しいものを満足する量で楽しく食べないと、心も胃袋も満たされないんだよ。
果物生活がもたらす脅威の健康効果
まずは何も言わずにこの記事を読んでくれまいか?

中野さんの不可解なポージングが気になるが、記事をざっくりまとめるとこうだ。
- フルーツは低カロリーで太りづらい食物
- フルーツの糖は消化負担のほとんどない天然の糖類
- フルーツを食べると肌のキメが細かくなる
- フルーツを食べると女性ホルモンが増えて体毛が薄くなる
- フルーツは骨密度にも好影響を及ぼす
- フルーツを食べると便秘が解消されて便も臭くならない
- フルーツを食べると加齢臭がなくなって体からフルーツの香りが漂う
美容に興味がある人、痩せたいと思ってる人は「私もやってみたい」と思っただろう。
と同時にこんな不安も感じたんじゃないかね。
- 果物って高いから食費が心配
- 果物だけ食べてたらストレスになりそう
- 栄養バランスが心配
実は僕、この果物生活を今まさに実践中で、かれこれもう1ヶ月以上も続けている。
もちろん中野さんみたいな徹底した果物生活は絶対続かないので、そこは僕なりにちょっとアレンジ。
では僕がどういう果物生活を送っていてどんな効果があったかを紹介していこう。
痩せたい人に新提案!!「平日の夜だけ果物生活」
果物を食事のメインにするってすごく贅沢なことだと思う。
でもお酒飲みながら焼肉とか、夜しかやってないラーメン屋とか、どうしても夜にガッツリ食べたい時もある。
しかも毎食の量を減らすとか、○○しか食べちゃダメとか、全ての食事を制限してたら絶対ストレスになる。
そこで思いついたのが「平日の夜だけ果物生活」だ。
平日5日間の夕食のみを果物に置き換えるだけで、ほかの制限は一切なし。
「朝3・昼2・夜1」の法則に従い、朝昼はしっかり食べる。
夜は果物を中心にできるだけ野菜も食べる。
土日の夕食は好きなものを食べていいけど、どうせ家にいるならできるだけ果物にする。
平日5日間とはいえ金曜日にハメを外したいこともあるので、その場合は日曜の夜を果物にするとかで調整。
とにかく週5日は夕食を果物にすることを心がける。
僕のある1週間の夕食をまとめてみた。
曜日 | 夕食 |
---|---|
月 | 梨(1個)・バナナ(1本)・キウイ(1個)・ピンクグレープフルーツ(1/2個)・生野菜サラダ・納豆(1個) |
火 | 梨(1/2個)・柿(1個)・バナナ(1本)・ピンクグレープフルーツ(1/2個)・生野菜サラダ・納豆(1個) |
水 | りんご(1/2個)・柿(1個)・バナナ(1本)・ピンクグレープフルーツ(1/2個)・生野菜サラダ・納豆(1個) |
木 | 梨(1/2個)・りんご(1/2個)・バナナ(1本)・ミニトマト(5個)・ピンクグレープフルーツ(1/2個)・生野菜サラダ・納豆(1個) |
金 | 家系ラーメン+ライス |
土 | お寿司&ソバ |
日 | りんご(1/2個)・柿(1個)・バナナ(1本)・ピンクグレープフルーツ(1/2個)・生野菜サラダ・納豆(1個) |
これだけ?って思うかもしれないけど、やってみれば分かる。
これで結構お腹いっぱいになるから。
梨やりんごは硬くて噛みごたえがあるから、普通の食事より咀嚼の回数が多い。
果物はとにかく水分が多いから腹にたまるし、その後しばらくは喉も乾かない。
ちなみに果物生活をやっていても、甘酒と食後のカフェオレは今も続けてるよ。
(甘酒は健康のため、カフェオレは僕の嗜好品なのでね)
果物生活を1ヶ月続けた結果
まだ始めて1ヶ月なので、お肌のハリツヤが…とか、シミが…なんて目に見える効果はまだない。
でも中野さんも言ってるように、そのうち美容にも素晴らしい効果が現れると期待。
それとは別に現時点ですでに感じている変化もある。
- 朝起きたときの胃が快適
- 体重が減ってお腹がヘコんできた
- 便がいつもより柔らかくなった
始めてすぐ実感したのが、朝起きたときの胃の不快感が全くなくなったこと。
今までは朝起きても胃が疲れてる感じで何も食べたくなかった。
きっと夜ご飯に好きなものを好きなだけ食べてたから、夜間も胃が大忙しで働いてて、その疲れが翌朝に出てたんだろう。
果物は水分が多く、消化の良い食品。
果物生活にしたことで胃への負担が減り、夜間に胃も十分な休養がとれてるんだろう。
翌朝には普通に食欲があって、朝食も進んで食べるようになった。
歳とともに体重が増えだして、それを止めるべく「ジェリーフィッシュチェア」を使い始め、なんとか進行は食い止めた。
そこから2~3kgは押し返すも、それ以上を減らすことができずにいた。
そこでこの果物生活を始めたところ、なんとそこからたった2週間で3kgも体重が減ったんだ!
これではっきりしたのは、夜ご飯に問題があったということ。
しかも果物生活とはいえ、しっかりお腹いっぱい食べてるからね。
なのこの違いってことは、問題なのは食事の内容だったんだろう。
何も考えずに腹いっぱい食べて、消費できずに脂肪となって体に付いて、翌朝胃もたれする。
僕はこれまでなんて無駄なことをしてたんだろう。
僕は普段からあまり飲み物を飲まないので、仕事中1回もトイレに行かないこともよくある。
だからこれまでは夜の甘酒とカフェオレが貴重な水分補給だった。
甘酒のおかげで便秘じゃなくなったとはいえ、僕の便はどちらかというと硬めなんです。
それが果物生活を始めたら翌朝の便が明らかに柔らかくなった。
果物のおかげで今までより多く水分を摂れてるから、大腸まで水分が行き渡ってるんだろう。
果物生活&甘酒のダブル処方は便秘にすごい効果的だと思う。
果物生活が招く意外な効果
果物生活をやって良かったと思う理由には、体の変化以外にもこんなものがある。
- 朝昼の食事をしっかり食べようと思える
- お肌の新陳代謝に都合がいい
- 食事に関わる時間を短縮できる
- 果物から季節を感じることができる
今までの昼食はただ食べたいものをなんとなく選んでた。
食欲がない時はカップラーメンとかゼリーだけで済ませたときもあった。
でも果物生活を始めてからは、夜の比重が下がったことで朝と昼の食事をしっかり食べようと思えるようになった。
もちろん栄養バランスにもおのずと意識はいくわけで、そんな意識改革を起こせたのがすごく良かったと思う。
僕ももうアラフォーになって、お肌のくすみとかシミとかが気になるお年頃。
ハイチオールとか買ってみたけど、飲み忘れたりしてなかなか続かないんだ。
でも食事が果物だから食べ忘れもないし、ビタミンもしっかり摂取できる。
お肌の新陳代謝が活発なのは夜間(入眠後3時間)だから、夜にビタミンをしっかり摂取できるのは都合がいい。
食事は楽しむべきだと思うので、ただ短くすればいいってものではない。
でも準備や後片付けについては、その時間を少しでも短縮できたらいいと思ってる人も多いはず。
そういう点でも果物生活はいいよ。
準備といえば果物を切ってお皿に盛るだけだし、食後の洗い物も油を使ってないのでサッと洗って終わり。
準備と片付けを合わせても10分程で済むので、浮いた時間はそのまま自由時間になるわけだ。
平日の夜に自由な時間が増えるってすごいことだと思わないかい?
僕はこれまで果物にさほど興味がなかったから、どの果物がいつ食べられるのか、旬がいつなのかをほとんど知らなかった。
でもスーパーで果物を物色するようになると、
「
「そういえば久しぶりにはっさく食べたいなぁ。はっさくの時期っていつなんだろう?」
って感じで調べ出して、
「はっさくの旬は2~3月ってことは、はっさくが店頭から無くなる頃はもう春じゃのう。」
なんてじいさんみたいなことを考えるようになった。
つまり果物生活は季節と密接に関係があるから、季節を肌で舌で知識でしみじみと感じることができるのだ。
果物生活を無理なく楽しむためのコツ
果物生活を続けるためには、メンタル・栄養・家計から考えて大事なことが3つある。
- 美味しいものを食べる
- 数種類の果物を食べる
- 安く手に入れる
これらを実現するのは実はすごく簡単。
旬の果物を食べること。
自然の食べ物は、果物に限らず、旬が一番美味しくて栄養価も高く、そして何より安い!
一口に果物といっても種類によって栄養は全く違うから、数種類の果物を食べることでたくさんの栄養が摂れるし飽きもこない。
僕は果物生活を始めて、スーパーの青果コーナーに行くのがすごく楽しみになった。
例えばリンゴ1つとってみても、つがる・ふじ・紅玉などたくさんの品種があって、収穫時期も味も違う。
その時の値段や鮮度を比べて悩んだり、同じ果物で違う品種を食べ比べしたりするのも、果物生活の醍醐味のひとつ。
そんなわけで、僕はこれまで果物生活を「苦」に感じたことは一度もないんだ。
しかも我が家ではひと月に1回「ご褒美DAY」と称し、マンゴ・メロン・巨峰など、旬でも結構高級で普段なかなか手が出せないものを食べられる日を設けている。
これがまたすごく楽しみで、きっと果物生活が続けられている理由のひとつなんだと思う。
もっと贅沢にいきたい人は、「厳選・季節のフルーツ定期便」みたいなサービスを利用するものアリ。
豊洲新市場のプロの目利きで選定された果物が毎月1回自宅に送られてくるので、そこらのスーパーでは絶対に手に入らない高級品種や希少な果物が、月替わりで、しかも手頃な価格で楽しめる。
ええのぉ、贅沢やなぁ・・・
さいごに
「食べる」というのは、人生を楽しむためにすごく大事なこと。
でもそれは度が過ぎると肥満や病気を引き起こし、人生を楽しくないものに変えてしまったりする。
僕は昔からずっと細身だったのに、30歳も後半になると体の燃焼が落ち、運動もしないくせに食べる量だけは昔のままだったから、徐々に体重が増えてしまった。
自分が満足できる体型じゃないと、オシャレしてもしっくりこないしイマイチ楽しめない。
だからって「食か体型か」なんて究極の選択を迫られてもストレスになるだけ。
僕の場合は、ジェリーフィッシュチェアと果物生活のお陰で太ることにブレーキをかけた。
これがある程度太ってからだったら「もうこのままでいいや」なんて諦めモードになっていたかもしれない。
薄毛も肥満も早めに対策しておかないと取り返しがつかなくなるから。
あの頃の自分に未練があるなら今日から頑張ろう!