水草がある水槽って美しい。
水槽の中に大自然を再現する「ネイチャーアクアリウム」は、その力強さと偉大さに目を奪われ、あっけにとられるほどの魅力がある。
ネイチャーアクアリウムとはいかないまでも、見る側の視点に重点を置き、彩りと配置のバランスを厳密に計算した水槽ともなると、それはもはや一つの芸術と言っていい。
そんな手厚く
例えばこんな風に・・・。
これが今の我が家の水槽です。
バリスネリア・スピラリスの進撃が全く衰えません。
バリスネリア・スピラリスを水槽に設置して約1年。
この水草は「一か所に留まる」ということを知らないのだろうか。
勢力を広げたくてたまらないらしい。
バリスネリアが新たな場所へ侵攻していくたびに、後方の少し弱りかけた部分を根っこからトリミングしてなんとか餌やり場を確保してきました。
しかしそうする度にバリスネリアの逆鱗に触れるらしく、バリスネリアは失った部分を補填すべく更なる侵略に力を入れる。
その結果、設置当時のこの水槽が・・・
こうなってしまいました。
しかもこの状態、実は始めてではなく、3周目なんですよね。
どういうことかというと、バリスネリアの侵攻と後ろからのトリミングの追いかけっこが続き、下図のような軌跡を辿って、今まさにこうなっているのです。
この攻防をずっと続けていて私が思う疑問。
バリスネリアの水槽って、一定の景観を維持できるの?
というのも、バリスネリアは侵攻こそ勢いよくするものの、既に成長したバリスネリアは徐々に衰弱してしまうんです。
バリスネリア1株あたりの寿命とでもいうのでしょうか。
私の水槽では、一つの株がずっと綺麗な緑で生き続けるのが無理なんです。
景観を維持するためにランナーで増える新しい芽をトリミングしてしまうと、元のバリスネリアはただただ衰えていくので、全体的に勢いが無くなってしまいます。
だからといってランナーを放置してしまうと、全体的な勢いは保てるのですが、自分が思い描く景観ではなくなってしまう。
その結果が今の水槽なのです。
私の水槽のコンセプトは自然感を出すことなので、考え方によってはある意味目的を達成していますが、「魚が住みやすい環境」というのも大事にしているんです。
今のままでは水草の間を泳ぐとかそういうレベルでなく、むしろ入ったら身動きが取れなくなるレベルです。
もはや以前あった流木下の隠れ家にも気軽に入っていくことはできません。
それにしても、照明がアクアスカイだった頃には考えられなかったこの光景。
つくづくチャームのオリジナルLED照明「アクロ TRIANGLE LED GROW」はすごいと思います!
なんてのんきなこと言ってないで、この状況なんとかしないとなぁ・・・。