テレビが壊れました。
電源を入れると音は出るんだけど、肝心の映像が映らない。
ということで、今までの32型アクオスから「東芝レグザ50M520X」に買い換えました。
32型から50型へ昇格したので、既存のテレビ台からハミ出ています。
画面が大きくなったことで今までの距離で見ていると目がすごく疲れて、若干見上げる形になって首も辛いので、なんとかしてテレビとの距離をもっと取りたいですね。
今のテレビ台はもう年代物で、中に入っているのはガラクタばかりなので、実は収納型のテレビ台なんて実は必要ありません。
そこで「壁掛けテレビ」を採用しようと思いますが、我が家は賃貸なので、壁にネジなどの穴を開けられません。
あれこれ悩んだ結果、最近ハマっているDIYで乗り越えてみようと思います。
折角ですから、見た目もオシャレな飾り棚なんかも兼ね備えたものにしてみましょう。
憧れの壁掛けテレビ
アパート・マンション・一戸建ての内壁は、下地となる間柱に「石膏ボード」を張って壁としています。
また、石膏ボードの厚さは9.5mm~15mmがほとんどで、壁1枚の耐荷重は10kgまでと言われています。
今回購入した「東芝レグザ50M520X」の重さは22.5kgで、そこに壁掛け金具の重さもプラスされることを考えると、当然石膏ボードでは耐えられません。
となると、石膏ボードの裏にある「間柱」にネジを打つ必要があります。
壁の裏にある間柱を探し当てるためには、以下のような道具が必要で、テレビを設置する場所も間柱の位置に左右されることになります。
20kg以上もの重さに耐えられるネジとなれば、ネジ穴もそれなりに大きくなるし、そもそも賃貸物件で壁に穴を開けるのは退居するときに何かと面倒なので、なるべく避けたいところです。
ホッチキスだけで壁掛けテレビを実現できる「TVセッター壁美人」という商品も悩みましたが、DIY魂がざわついているので今回はDIYでやりたいと思います。
壁掛け風に「TVスタンド」を使うって手もありますが、やはりDIY魂がざわついているので・・・。
賃貸物件で壁掛けテレビにするには?
壁に穴を開けられない。壁掛けテレビを支えられる壁も柱もない。
さてどうしましょう?答えは簡単です。
柱がないなら作ればいい。
ということで、巷で話題の室内に柱を作れるDIYの心強いアイテム「ディアウォール」の登場です。
ディアウォールとは、ホームセンターで売っている1×4(ワンバイフォー)や2×4(ツーバイフォー)などの規格化された木材の両端に付けるだけで、家中どこでも柱を作れてしまう超便利アイテム。
簡単に言うと、床と天井の間に突っ張り棒を作るようなイメージですね。
使う木材の規格によって高さの制限があるものの、その範囲内であれば家中のどこにでも柱を生み出すことができます。
ディアウォール | 木材規格 | 木材サイズ | 高さ制限 |
---|---|---|---|
2×4ディアウォール® R 2×4ディアウォール® S | 2×4(ツーバイフォー) | 約38×89㎜ | |
1×4ディアウォール® R | 1×4(ワンバイフォー) | 約19×89㎜ | 1100㎜まで |
2×6ディアウォール® S | 2×6(ツーバイシックス) | 約38×140㎜ | |
1×6ディアウォール® S | 1×6(ワンバイシックス) | 約19×140㎜ | 1300㎜まで |
形は2種類あって、ちょっとした違いだけど、だいぶ雰囲気は変わってきます。
価格も微妙に違って、Sの方がスタイリッシュなだけあってRより200~300円お高めです。
カラーは現時点で4種類あって、部屋の雰囲気や木材の色に合わせて選べるのはうれしいですね。
こちらは色違いでも価格は同じに設定されているようです。
ディアウォール®って大丈夫?
突っ張り棒と聞くと「頼りない」と思うかもしれませんが、意外にも結構な重さに耐えられるようです。
ディアウォール公式サイトには以下のようなQAがあるだけで、耐重量について明確な記載はありません。
しかし、公式サイトのギャラリーにある「みんなの #ディアウォール」を見る限り、自転車やテレビなど、結構な重さのモノをディアウォールに委ねていますね。
なのでディアウォールで壁掛けテレビ、多分イケるでしょう!
もうひとつ気になるのは、私が設置したい部屋は畳なんですよね。
一応QAには以下のような記載があって、畳が「ダメ」とは書いてありません。
ということで、私も自己責任の名のもと、ディアウォールで壁掛けテレビにチャレンジしてみようと思います。
万が一、設置してすぐドリフみたいにバッタン倒れてテレビの液晶バリーン逝っても、誰も恨んだりしません。
なので、もしこの記事を参考に同じようなことをして、ドリフみたいにバッタン倒れてテレビの液晶バリーン逝っても私を恨まないで下さいね。
完成図をイメージする
DIYは最初の設計が肝心です。完成図をイメージできていないと、作業工程でブレてしまって収拾つきませんからね。
なので、まずは完成図を作成してみました。
天井や周りの家具の配置に配慮して、このようなサイズ感になりました。
今回、壁掛けテレビにしたいからという理由で、何も考えずに先走って買ってしまった壁掛け金具がコレです。
この壁掛け金具はただ壁に掛けるだけでなく、こんな風に可動式になっているんですよね。
レグザを買ったときに電気屋さんのポイントがだいぶ貯まったのと、可動式になってた方がいろんな角度から見れて便利、という安易な理由で買ってしまいました。
この壁掛け金具は赤で囲った部分で固定することができます。
この壁掛け金具を、2本の柱とその間を連結する2本の木材に取り付けて、最上部でも固定。
これだけでは耐久性が不安なので、デザイン性も考えてその両端に2本ずつ柱を立て、横に張った4枚の板で連結し運命共同体とすることで耐久性を確保します。
壁掛けテレビだけじゃなくインテリアも意識したものにしたいので、上部に飾り棚3本をずらしながら配置することで、6本の柱をより強固なものにします。
ツーバイフォーの木材はそのままだと色白で頼りなさそうなので、ウォルナットかオーク風に色を染めて重厚さを出す予定です。
以前購入した格安LEDシーリングライトがウッド調なので、いい感じにマッチすると思うんですよね。
テレビの重さは22.5kg。壁掛け金具の重さは9.5kg。
6本の柱たちよ。お前達で力を合わせ、この総重量32kgもの壁掛けテレビを見事リフトアップして見せてくれ。
(後編に続く・・・)